治療やケアというのは、誤魔化しの無い心身との向き合いを迫るものであり、病院を始めとする治癒の場は、人が自分と、そして他人(相手)と 向き合う場所と言えます。
それは、生活の場・人生の場で誰もが普段何気なく行っていることを、より濃密に、切実にやること…ではないかと思います。
芸術もまた同じく、そこにある生命の営みを、何かの必然に従って掬い、なぞる行為です。