「びょういんあーとぷろじぇくと」は、2008年秋に札幌ライラック病院待合室からはじまりました。地域のみなさまに「開かれた病院」と励まされ、これまでに18回の展示と関連イベントをおこなってくることができました。
少しずつ広がった輪は、2024年の現在「旅する星」と題した参加型アートワークを進行中です。院内通路と検査待合室には、二人の美術家、塚崎聖子、林美奈子の作品を展示し、霊安室周辺は、北の峯学園絵画クラブの皆が作った「星」と「花」をレイアウトしています。今後は、これらに地域の方やお子さんたちが加わっていただけるようワークショップ等を計画しています。
当初より、私たちの活動は、そばにいる人が、一体、どんなことに困り、何を求めているのか...それらを分かち合いたいという試みでもありました。コロナ禍を経て、多くの人が、より人間らしい心の通い合いを求める今、病院が温かな風の漂う場所であるように活動を続けてまいります。
どうぞ、引き続き、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
びょういんあーとぷろじぇくと代表
日野間 尋子